後悔しないように

今日、思い切って2年間外出したことのない患者さんに外出していただくことにしました。
ご自分での徘徊以外は外出したことがない方です。
93歳になるので、あんまり無理をしない程度の室内歩行をして様子を見ていました。
しかし、先日亡くなった方のことを考えるにつれて、
来年の桜が見れないかもしれないと思うようになりました。
そこでお花見に行くことに。
あまりに風が強いので、他所のマンションのエントランスで桜見物。
認知症が進行しており、エントランスを料亭と勘違いした様子で
「ご飯はまだなの??」 「ここのご飯はおいしいの??」と。
部屋に戻ったときにはすでに外出したことも忘れてしまっていました。
自己満足かもしれないけど桜の木をじーっと集中して眺めていたお顔を見れて良かったです。

夕方、先日亡くなられた方のご家族からお電話があり、内輪だけでお通夜をするので
ぜひ来てほしいとのお話でした。
ケアマネさんには内輪で行うのでと場所も時間も教えなかったご家族が
わざわざお電話を下さったので、看護師一同散々迷いましたが(ご迷惑になるといけないので)
参列させていただくことにしました。
伺う途中から泣きっぱなしでご挨拶も満足にできない状態でした。
「お身内の方だけなのに図々しくお邪魔してすみません」と言うと
息子さんが「君たちが最後まで看たんだから当然だよ」と。
娘さんは「○○(うちのステーション)にして本当に良かった」と仰って下さいました。
Tさん、ご家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんたくさん勉強させてもらいました。
絶対に忘れずにいたいと思います。
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by ayano-812 | 2006-04-03 19:32 | 訪問看護


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