研修初日

今日は訪問看護の概論。
講師は聖路加の押川先生でした。

病院から行く訪問看護はステーションから行く訪問看護とは違っていて、
ちょっとびっくりしました。(と、同時に自分の勉強不足も露呈。)

ご自分の体験に基づいたお話、ビデオは本当にためになりました。

以前フジテレビで放送されたビデオも見せていただきました。
患者さんが最後の日を向かえ、ご家族がみんなで
「もうよく頑張ったからいいよ」
「ありがとう、本当にありがとう」
とみんなで声をかけ、大好きなコーヒーをスプーンで少しずつ口に運び、
手を握り、体をさすり、全員でお別れをするシーンがありました。
ALSで亡くなられたAさんとのお別れを思い出し、泣くのをこらえるのに必死でした。

お別れに立ち会えること、すごく怖いことだとずっと思っていたし、
亡くなる事は辛いことだと思っていたのですが、
Aさんとのお別れを経験し、こんな穏やかな見取りができるなんてと
訪問の奥深さにまたはまってしまった私。
あのときの気持ちが強く甦ってきました。

そのあと肺線維症から呼吸不全を起こし先日入院されたTさんの病院にお見舞いに。

入院直後からもう生きて退院はできないと思う医師に告げられたと
一度は家族も呼べと言われ、みんな集まったと息子さんから連絡を頂いて、
行こう行こうと思いつつ研修の調整に追われ
ようやく今日お見舞いにいけました。

ぜいぜいと息をして、レートも120前後、酸素の流量は10ℓ。
苦しそうで、辛そうで・・・でも全身で頑張っていて・・・
手を握り、髪を撫でる事しかできませんでした。
Tさんは朦朧とする意識の中で、私を認め、頷いてくださいました。
おそらく、私とは分からなかったかもしれませんが、私には十分でした。

もう一度、あの優しい笑顔に会いたいです。お話したいです。
でもあんなつらそうなTさんに頑張れなんて言えないです。
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by ayano-812 | 2006-09-05 21:20 | 訪問看護


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