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卒業

以前から時々登場しているSさん。
認知症がだんだん進行しています。

独居で寂しがりやなので私が訪問すると満面の笑みで迎えてくださいます。
私もSさんの笑顔に会えるのを楽しみに訪問していました。

ご家族には「病状が安定しているので看護師は要らない」とずっと言われていました。
しかし大動脈弁狭窄症、重度の貧血、認知症と色々あるので
説得して訪問看護を続けていました。

ケアマネさんもご家族も今回こちらには何の相談も無く
認知症専門のデイケアに2回/週の導入を進め、
訪問看護は2月一杯でと今日通達がありました。

一生懸命やってきました。
独居だから日頃私とSさんがどれだけ楽しく過ごしているか、
私が訪問して何をしているかご家族には分からないでしょう。
でも「何やってるかわからないからいらない」はないでしょう・・・。

毎回ノートに行ったことやバイタルを記入して帰っていますよ。

ちなみにご飯を食べることも忘れているので私がご飯の支度をする事もありますよ。
足浴・爪きり・水分補給・内服介助・歩行介助・・・・色々やってますよ。
でも、必要ないといわれれば仕方ありません。

Sさんに残念な結果をお伝えすると
「嫌だ。どうしても来てほしい。どうすればいいの?ぼけてると思ってみんなで勝手に決めて!」
とのお話でした。

Sさんに思いが通じていたので、とても嬉しかったです。
でも、訪問は続けられないので
「2月で卒業だと思ってください」と言いました。

私も残念な卒業です。
あと4回精一杯訪問したいと思います。
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by ayano-812 | 2007-01-30 12:49 | 訪問看護

頑張りましたね。

今日1時50分。
ターミナルで訪問に入っていたOさんが亡くなられました。

昨日お見舞いに行こうと思っていたのですが、結局行けず、
お別れとなってしまいました。

在宅で1週間持てば良いと言われ、退院。
その後は奥様の献身的な介護と、ご本人の家が一番という気持ちが重なり
途中1週間程度の入院はありましたが
亡くなるぎりぎりまで約2ヶ月在宅でお過ごしでした。

私はその本当に最後の最後に訪問が増回となったので
一緒に過ごした時期はわずかなものでした。

でも、Oさんから多くの事を教えていただいた気がします。

私と殆ど変わらない年齢。
幼い娘さんたちと奥さんを残して心残りは色々あると思います。
それを考えるとやりきれない気持ちになります。

だから、最後まで在宅にこだわり、お家で過ごされたのでしょう。

最後まで戦う姿を娘さんたちは心に刻んだと思います。
本当にお疲れ様でした。
Oさん、ゆっくり休んでくださいね。


むかし、相方に言われました。
「人生の最後のページにayanoの名前が残るんだね、いい仕事だね」
誰かが亡くなられるたびにこの言葉を思い出します。
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by ayano-812 | 2007-01-26 14:19 | 訪問看護

Kくん

先週から一人で訪問に入っている9歳の男の子。

目がパッチリしていて表情が豊かでとってもかわいいです。

今日は妹さんのお友達が来て嬉しくってリハビリになりませんでした。

ようやく笑顔が多く見られるようになって、嬉しいです。

もっと上手に集中と遊びを組み合わせてできるといいのですが、
それはこれから研究していきたいと思います。
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by ayano-812 | 2007-01-25 18:09 | 訪問看護

職場の仲間

PTのSさんと今日はお食事に。
目黒の自然食レストランでランチをしながら、職場のこと、自分たちのこと
たーくさんお話しました。

SさんはPTをしながら夜間は建築の勉強をしています。
PTとしてもプロ意識が強く、患者さんに対する態度も言葉遣いも丁寧で、
いつもステーション全体のことを考えてくれている素敵な女性です。

普段は学校が忙しくなかなか話す時間が取れないので
たまに会うとあっという間に時間が経ってしまいます。

同じ職場にこれほど自分を引っ張っていってくれる人がいると刺激になります。
お互いに自分を高めあえるような存在でありたいと思います。
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by ayano-812 | 2007-01-21 01:04 | 日々の出来事

センター試験

女々しいわたくしです。
もうしばらく相方との思い出話にお付き合いください。

何を隠そう、大学を卒業後、もう一回大学生になろうと浪人生だった私。
5年前センター試験を受験していました。

当日母に「財布は?」と聞かれ、「大丈夫!」と元気よく応えました。
乗り換えの駅までは定期があったのでそこまで行き、
乗り換えのために切符を買おうとすると・・・財布の中に1円も入っていません!!!

どうしよう、開いている銀行に行きましたが、その銀行のカードでないと使えない。
警察に行こうか、駅員さんに事情を話して借りようか・・・
ふと、当時働いていたクリニックを思い出し、鍵を開けて入り、
自分のロッカーに入っていた千円を持って無事に試験を受けることが出来ました。

念のため試験終了後にクリニックに電話をすると「セコムきたけど・・・○○さん入った?」と。
事情を話して平謝り。防犯装置を解除せずに鍵だけ開けて入ったため
不法侵入として通報されてしまったようです(笑)。

その日も雪が降っていて、仕事中の相方に事の顛末を電話で話すと
「たいへんだったね。お金ないし、雪だるまになっても困るから近くの駅で待ってて」
と言われ、コーヒーショップで相方を待ちました。

相方は私ののんきさと、無謀さと、思い込みの激しさに大笑いしながらも
明日も頑張れ、と慰めてくれました。

今日もセンター試験。私の住むところでは雪が舞いました。
あの日のことを思い出しました。
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by ayano-812 | 2007-01-21 00:35 | 雑感

○○さんに来てもらいたい。

今日、1月2日に臨時で訪問したターミナルの36歳の患者さんに訪問しました。
今日からは定期訪問です。
増回の希望があって、私が訪問することになりました。

2日にお会いした時より明らかに痩せています。食事が殆ど摂れていないようです。
呼吸も苦しそうで、痛みも強くなっているとのこと。
そして驚いたのがウロバックが血尿で真っ赤でした。

ご本人はとにかく排便のコントロールを希望。
排便がないということは、自分が間もないこと、と思っていらっしゃるようです。

ゆっくり、HOTの流量を調節しながら、排便コントロール。
訪問時間を気にしているOさん。
「今日は時間は気にしないでください。それより楽にお通じ出しましょう。」

全ての処置が終わって、Oさんの表情が落ち着いてきました。
「少しお腹が空いてきた気がする。それに楽になった。」

するとOさんのお母さんが部屋に入ってきて
「来週から看護師さんの時間変更してくれません?別の治療をお願いしているから。」
???
どうやら民間療法の先生が来てくれているようです。
それ自体は否定しないのですが、先輩が退職し、増回もぎりぎりのラインでの訪問。
時間の変更はスケジュール的に無理です。
他のスタッフもスケジュールがいっぱいです。
他のステーションに協力してもらう以外に対応できません。

するとOさんが「先生の時間を変えてもらって。○○(私)さんに来てもらいたい。」

お母さんは折れてくれました。あんまり乗り気ではなかったのですが・・・。

まだ2回しかお会いしていませんが、私で良いと言って下さったこと、感謝です。
来週からも一生懸命頑張ります!
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by ayano-812 | 2007-01-18 23:02 | 訪問看護

育ちましたか?

今日、入社当時からずっと教育担当をしてくださった先輩が退職されました。

プライベートでも、仕事でも大変お世話になった先輩です。

先輩がいなかったら今の私はありません。

最後にお花を渡す係を指名され、我慢していたのですが涙が出てしまいました。

先輩の足元にも及びませんが、少しは育ちましたか?
先輩が後を任せてくれるほどにまだ育っていないのですが・・・。
でも、先輩に一歩でも近づけるように頑張りたいと思います。

本当に本当に感謝の気持ちで一杯です。
今までありがとうございました。お疲れ様でした。
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by ayano-812 | 2007-01-15 18:36 | 訪問看護

独り言

忘れようと思うと色濃く立ち上る彼。
一緒に過ごした時間が私を苦しめる。

どこに行っても、何をしても彼との記憶が纏わり付いて離れない。

今、何してるの?どこにいるの?何を考えているの?

でも、それと同時に辛い記憶が薄れていく。
人は辛いことを忘れるようにできているのかなぁ。
彼を忘れてしまうのは嫌だなぁ。

最後の冷たい彼を思い出さないように、私が私を労わっているのだと思う。
もう、名前で呼んでくれなかった。
「そっち」というよそよそしい言葉。心が凍る気がした。

不安と彼を失う怖さと、辛さで震える私に冷たく「手、震えてるよ」と言った彼。

もう好きじゃなくなるとこんなに冷たくなれるんだ。

泣きたい。心が風を受けてぐらぐらとしている。
誰かに寄りかかりたい。

でも、一人でしか、乗り越えることは出来ない。

ようやく笑えるようになった。
泣かないで過ごせるようになった。

忙しく日々を送り、時間が解決してくれるのを待つしかない。

そのうち心から笑える日が来て、今の自分を懐かしく振り返る日が来る。きっと来る。

だから、辛くても笑え、自分!!
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by ayano-812 | 2007-01-14 17:31 | 雑感

小児研修

今日は全国訪問看護事業協会の小児訪問看護研修へ。

来週から9歳の男の子の訪問が始まります。
来週月曜日に大好きな先輩が退職してしまい、その後を引き継ぎます。

高齢の方ばかりが対象なので、小児は久しぶりでどきどきしています。
そのため、と思って研修に参加しました。

いよいよ先輩が退職、不安が募ります。
置いていかないでほしいと心から思いますが、頑張るしかないですね。

Kくんと仲良くできるかな??
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by ayano-812 | 2007-01-13 22:18 | 訪問看護

邦子ママ

元相方のお母さんです。

元相方は男2人兄弟なので、お母さんは私のことをとってもかわいがってくれました。
お母さんとは食事に行ったり、岩盤浴に行ったり、と結構一緒に出かけていました。

今までの相方の彼女とはお出かけすることすらしなかったそうです。
実の娘のようにかわいがってもらって、大好きなお母さんです。

別れる時にお母さんにお別れを言わせてほしいと言ったら
元相方は「それは勘弁してほしい」と言いました。
お母さんの気持ちを思いやってのことだと思い、それ以上は何も言いませんでした。

でも、今回の別れに関しては相方の意見ばかりが押し通されています。
自分が悪者になりたくない相方の気持ちはわかりますが、ひどすぎます。
私はどうしてもお世話になったお母さんにお礼が言いたくて今日電話しました。

「相方とお別れすることになったので、お礼が言いたくて」と言うとお母さんは絶句。
その後泣き出してしまいました。

「いつ、結婚の報告に来てくれるか、本当の娘になる日が来るかと待っていたのに・・・。」
私も泣いてしまい、何も言えませんでした。

「また、時々電話頂戴ね。きっとよ。」
「また電話しますね。お母さん、泣かないでください。」

そういってお別れしました。

お母さん、私も本当のお母さんになる日を楽しみにしていました。
相方よりむしろお母さんのほうが好きだったかも(笑)
でも、それはもうできません。
お母さん、ごめんなさい。本当にありがとうございました。
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by ayano-812 | 2007-01-12 17:03 | 日々の出来事